2013年8月20日火曜日

開講

今日から現実に復帰。

で,復帰初戦が今日からウチの学校で始まったサマースクール。 
以前にも紹介しましたね。)


これは,日本の高専生と海外の学生が一緒に英語で専門科目を学ぶという取り組みで,今日から来週の28日まで全員が同じカリキュラムに取り組む。
学生たちは,自分の専門ではない科目も含めてオムニバス形式の講義と実験を履修して,コンプリートすると日本人は2単位が与えられ,外国人には修了の証明書が与えられる。
僕も来週,1科目担当することになっている。

講義や実験は校内のさまざまな場所で行なわれる。
僕が講義を行なう部屋への案内も掲示されている。



今日は,このサマースクールのオープニングセレモニーとウェルカムパーティーが行なわれた。
僕はセレモニーの司会進行を担当したんだが,ざっくりとした段取りしか頭に入っていなかったので,直前まで何をしゃべろうか考えていた次第。
実は,来週の授業の準備も終わってないので,明日以降,それなりにスクランブルをかけねばならなかったりする。
でも,ま,何とかなるよね,と思い始めている。

………サボりだ,島時間だと揶揄するなかれ。
ストレスフリーのイージーゴーイング精神を貫くのだ。肩の力は抜いて行くよ!


2013年8月18日日曜日

夏のものづくり

今年の僕の夏休みもそろそろ終わりに近づいてきた。
夏休みと言えば自由研究。
というわけで,今年もものづくり,やりました。
今年は2点

まずは,実家近くの盆踊り大会で仮装するためのかぶりもの作り。
今年は下の小坊主(つん)が「とうきび(トウモロコシね)を着る!」というので,トウキビのかぶりものを制作。
ちなみに上の姉ちゃんは普通に浴衣で出場。
この盆踊り,別に仮装大会じゃないんだが,面白いので勝手にかぶりもんかぶって踊る方式。普段なら僕も着るんだが,この夜は別の予定が入っており,自分では着られないので,つんだけが珍妙な格好をすることとなった。

主たる材料は段ボール(木内酒造のビールを送ったやつだったりする)。


で,黄色い模造紙を貼って完成したものがこちら。着脱しやすいように上下セパレートタイプにしてみた。


試着!


出場!現場にて。やっぱ夏なんで水分補給も大事ってわけで,口のところに穴開けてみた。


さて,もう一つは子供の自由研究の手伝い。どうしてだか,つんはこの夏「ラジオを作る!」と言い出したので,ペットボトルを利用してゲルマラジオを作ることに。
材料は市販のキットを使用。ボディは最初,つんの希望によりコカコーラのペットボトルを使うつもりだったが,あの特徴的なフォルムのためコイルが巻きづらいという理由で,北海道っぽくガラナのボトルを使用することにした。


基本,作業はつんにやらせないと意味がないので,僕は指示出しと,どうしてもヘルプが必要なところだけ手伝う感じ。
まずは,ペットボトルに銅線を巻いてアンテナコイルを作る。


ダイオードやアンテナ線の接合部はキャップ下のリングを利用した。ということで,リングにネジを取り付ける。


で,ダイオードやイヤホン,アンテナ線などをつないだ図がこちら。同調用のポリバリコンはキャップ上部に取り付けた。


ポリバリコンにチューニング用のダイヤルを取り付け,空き瓶ってのもなんなので,飲料に似せたスライムを入れて完成。
ちなみに,単体ではほとんど何も聞こえないので,別のペットボトルで作った外部アンテナを接続してみた。


飲み残しのガラナを使って作ったみたいな風情が何ともオツ。うまくチューニングしたら,ユーミンの歌声が聞こえてきました。小2の自由研究としてはレベル高すぎたか…一応,作り方手順も画用紙に写真を貼り付けてつんに作らせた。

ちなみに,上の姉ちゃんの自由研究は,こないだ動物園に行ったときに見せてもらった動物園の裏側紹介。僕の高校同期で獣医をしているチバ先生に動物の食糧倉庫や院内動物病院を見せてもらったので,そのレポートを写真入りの冊子にまとめることにしたらしい。ありがとう,チバちゃん。


2013年8月9日金曜日

水際の攻防

今年の10月に東京で,情報通信のための信号設計に関する国際会議(IWSDA'13)が開催される。
一応,僕もプログラム委員長(Program Co-Chair)としてお手伝いさせていただいている。ちょうど,今,投稿された論文の査読プロセスの真っ最中で,来週末までには,著者のところに査読結果が通知されるような予定になっている。

さて,こんな仕事をしていると,時々変な問い合わせが来たりする。多くは,ウェブサイトの作成・管理を請け負います,だとか,エクスカージョンなどソシアルプログラムの運営をアウトソーシングで引き受けます,だとか,商的なメールだったりする。我々の会議の場合,規模も決して大きくないし,自前でなんとかできるくらいなので,その手は基本的にお断り。

そんな折,海外からとあるメールが僕のところに届いた。曰く…

私はカトマンズに住む xxxx というネパール人で,
国際会議 IWSDA'13 に非常に関心を持っています。
私のような発展途上国からの参加者からすると,
参加料がとても高く,それが問題となっています。
会議に参加し,参加者と有意義な議論を深めるために,
私の参加費を免除してもらえませんか?
私はこの分野に造詣が深いですし,
幅広い参加者を集めることは会議にとっても有意義だと考えます。
ご検討くださいますよう,お願いいたします。

みたいな…

うぅむ。そもそも,僕は君のことを知らない。所属や経歴だけでなく,どういう素性の人かすら,メールの内容からは類推できない。自称「造詣が深い」と言われてもねぇ…はっきり言って,この段階では単なる不審者にすぎないわけだよ。まぁ,キッパリとお断りすれば,彼らが次の段階に進むことはありえないんだけど。

実は,僕は4年前に行われた同じ会議 IWSDA'09 でもプログラム委員長をやっていたんだけど,その時にもこの手のメールを何度か受け取った。多くの場合,彼らの目的は会議に参加することなどではなく,日本に入国することであって,一旦,入国してしまえば,その後,どこで何をするものやら,まったく想像ができない。危ないことこの上ない。4 年前にもらったメールはもっと手が込んでいて,

参加費は当日払うから,入国するためのビザ手続きだけをしてほしい。

と言うものだった。書類を発行しようものなら,会議になんか来ないだろ?金なんか払わないだろ?ってことだ。

ということで,今回も次のようにハッキリとお断りしました。

残念ながら,ご要望にはお応えできません。
参加費を免除することだけでなく,
招待状やビザ関係の書類を発行することも不可能です。

こういうことは誤解やスキを与えないよう,毅然としなければならない。
しっかし,キナ臭いよなぁ。

金を払わないから,断るのも簡単だけど,これがバックに黒幕がついてて,金を払うから会議に参加させろなんつう場合は(ほとんどありえないと思うが)判断が難しいよなぁ。そんなのが入国して,国内で何かをやらかしたら,招待状を発行したこっちにも責任が生じかねないよね。

くわばら、くわばら…


2013年8月1日木曜日

死のロード

我らが阪神タイガースが明日から死のロードに突入します。
まぁ,今や,空調の効いたドーム球場を行脚するから,「死」ってほどでもないけどね :-P

さて,で,死のロード。僕にとっては9月にやってくることになりました。
何年か前にも東北から九州まで行ったり来たりを繰り返し,ボヤいたことがあったけれども,
たぶん,今回はそれ以上。期間はともかく,移動がハンパない。

ロードは9月3日にスタートして,以下のように移動する。

9/3~5 鳥取
9/7~8 草津
9/9~11 京都・大阪
9/11~13 熊本
9/13~17 横浜
9/17~20 福岡
9/24~28 沖縄

というわけで,9月はほとんど家にも東京にもいない。
特に9月9日から20日までは一度も家に帰らず

東京→関西→九州→横浜→九州→東京

と移動する。 ちょっとした海外出張並です。

この26日間に渡る長期ロードの間,
何回かは学校にも顔を出さなくてはならないことになっているから,
時間と距離の綱渡りが続く。
メンタルも体力も持つかどうか,ちと不安・・・

かなりやばいよね・・・
カナリヤ蠅よね・・・