2013年4月1日月曜日

英語で話すということ

今日は英語について。

ウチのガッコでは,去年から英語に関する大規模なプロジェクトが走っていて,僕もその片棒を担いでいる。内容は,日本人と外国人に対して,英語だけで授業をするサマースクールをウチのガッコで行なうというもの。授業をするのは全国の高専の先生方で,僕も一コマ持つことになっている。


このサマースクールのリーフレットができてきた。日本人で応募可能なのは高専生で,かつ3年生以上だけだけれど,関心のある向きは是非応募してほしい。詳細は後日ウェブで公開されるはず。

大学や高専も英語で授業を,というのはよく叫ばれているけれど,その実効性については,なかなか難しいところがある。英語でコンテンツを提供するのはいいとして,それを聞く学生の方の理解度が日本語の授業の場合よりも劣ってしまってはどうにもならない。今回のプロジェクトは,まず,とにかく英語でコンテンツを発信しようというのが目的なので,そこら辺の問題はその後の課題ということになる。頭が痛い問題だけれど,そもそも何のために英語でやるのか,というのが問題。それを考えれば,おのずと位置づけが決まってくるんじゃないだろうか。

さて,一方,この週末は,副業の方で得難い体験をした。土曜日に Asia Beer Cup というアジア地域のクラフトビールのコンペティションでジャッジをさせていただいた。ビアジャッジとしてのデビュー戦。しかも公用語は英語。


日本語ならまだしも,英語でアロマやフレーバーを表現して,賞を選定するためのディスカッションをしなくてはならない。自分のボキャブラリーの貧困さを実感する場面もあったけれど,アジアを舞台に活躍する海外の専門家と英語でガチのディスカッションができるなんて経験は本当に貴重。休憩時間にもいろいろな話ができて,楽しかった。

土曜日に先立つ金曜日には,ビールに関する表現力を磨くための講習も受けた。


講習を1回受けただけでは,必ずしもどうにかなるわけではないんだけど,こういう体験を通して,継続的に経験値を積むことが必要なのよね。

ボキャブラリー貧困でも下手でもいいから,英語で外国人とコミュニケーションをとる体験が,世界を広げてくれるということを改めて実感した次第。

これは,学生諸君にも同じことが言えるよね。

ちなみにウチのガッコの専攻科では,TOEIC 550 点を取得することが一つの目標に設定されている。こういう数値ってのは,なかなかモチベーションを高める材料にはならないんだけれども,強制されるのではなく,内なる必要性を感じて外国語に取り組んでみたらいいのではないですかね?

でも… TOEIC 550点ってそんなに高い目標値じゃないぜぇ…


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