2017年11月14日火曜日

週末ブルワー

この週末は、僕らのジャッジ仲間が新しくブルワリーを準備中ということで、ビアジャッジの仲間数名で見学に行って来た。


場所は狛江。オーナーの和泉さんは、アメリカの American Brewers Guild(ABG)で醸造を学び、オレゴン州ポートランドにある The Commons Brewery で修行してきた。彼が他のブルワーとひと味違うのは、兼業ブルワーであるということ。某企業で会社員として働きながら、週末にビールの仕込みを行なう計画だそうだ。事実、醸造の研修も有給休暇をフル活用して行ってきたとのこと。真似したくてもちょっとできない。ちなみに、発泡酒醸造免許が下りるのは早くて年明けとのことで、ココで作られたビールを飲めるようになるにはもう少し待たなければならない。

ちなみに醸造設備はちょうど納品されたばかりで、まだ工事現場感がハンパないσ(^_^;)


この日はこれまでの経緯から ABG や Commons での研修について、さらに家庭内のアレコレやこれから何をしようと考えているか、までいろいろ話を伺うことができた。


彼が修行した Commons は Farmhouse Ale などでも名を馳せたブルワリーで、和泉さんの作るビールもセゾンが主力になるらしい。ひと口にセゾンと言ってもさまざまなバリエーションが考えられるので、彼がどんなユニークなものを生み出してくれるのか、今から楽しみだ。

現在は酒販スペース Beer Cellar Tokyo のみの営業で、営業時間は以下の通り。
  • 水曜・木曜:16:00〜21:00
  • 金曜:16:00〜22:00
  • 土曜・日曜:12:00〜21:00
  • 月曜・火曜:定休日

週末、運が良ければ和泉さん本人から濃ゆい話が聞けることだろう。今は、オレゴン発のビールとサイダー全10タップがつながっている。先日のタップリストは下の写真の通り。


店頭でグラスで楽しめるだけではなく、グラウラーで持ち帰ることもできる。和泉さん曰く、地元の人にビールを持ち帰ってもらい、日本の「宅飲み文化」を大きく変えたいとのこと。地元で作られたビールを持ち帰って食卓で楽しむ。やはり地元のものを地元の人々が楽しむ、そうして文化が醸成されていくと素晴らしいと思う。16:00からの営業なので、主婦の方が買い物帰りにグラウラーでビールを買って帰るなんてこともできる。生活にクラフトビールが密着する理想形の一つかもしれない。

狛江は僕の地元というには少し遠いけど、それでも折を見て通うこともあるかなぁ、と思う。かつてあったあの店のように…

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