2016年8月18日木曜日

ひと夏の経験

今日から出張でメルボルンに来ている。
今年の3月以来5ヶ月ぶりの帰省。

今回のミッションは,ウチの学生2名がメルボルン大で4週間インターンシップを行なうので,その立ち上げに立ち会うことと,実習内容や研究内容の打合せ,住環境などの安全確認をすることだ。

ところが,学生2名はまだ来ていない
本当は2人は昨日の夜にこちらについているはずだったのだが,乗るはずだった飛行機が機材の関係で欠航になって代替便で一日遅れで今晩着くらしい。仕方がないので,今晩空港までお迎えに上がるつもり。

日本国内でのトラブルとはいえ,これから4週間の実習をスタートさせる上では,いい感じのイニシエーションを受けたのではないだろうか?こういうのが積み重なって経験値が高まる。多分,こちらに来てからもプチトラブルはいろいろあるだろうから,帰国した彼らが様々な意味でいい経験を積んでくれることを祈っている。

彼らの実習は,僕の共同研究者のところに滞在して,スペクトル拡散系列の生成とか,それらを使った電子透かしに関するライブラリを組み上げること。これができるとウチの研究室でもこちらの研究室でも新しい学生が来た時に,すぐに開発やシミュレーションを始めることができるようになる。2人がかりで丸々4週間かけるんだからそれなりのものができるよね?と軽いプレッシャーをかけたり…

というわけで,本当は今日,彼らのアパートへのチェックインに立ち会ったり,街の中を案内するつもりだったのだが,何もすることがなくなってしまった

仕方がないから,放浪しよう (^^)v

ウチの学校では,こういう風に,夏,学生たち(本科4年生と専攻科1年生)は企業や大学に実習に出かける。海外に行く学生は国内ではできないいろいろな経験を積むことだろう。ただ,アレだな。ウチの2人の学生たちは夏じゃなくて,厳密には「ひと冬の経験」だね。

僕のところには専攻科1年の学生が3人いて,2人がメルボルン,1人がフィンランドと全員が海外での実習に臨む。帰国後,彼らの珍道中を聞くのが今から楽しみだ。まだ,始まってもいないけど。


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