2013年9月4日水曜日

地元密着型

昨日から出張で鳥取に来てます。

昨日,今日と雨で最高気温も25~26度。天気のリサーチもしないで来たのが悪かったけど,寒い。体力的に弱っているのか,ちょい風邪気味です。

さて,鳥取駅の周辺には結構天然温泉がある。
風邪気味ではあるけれど,せっかくだし,やっぱ風呂も入っとこうかと思って,鳥取駅からほど近い温泉を目指しました。

入浴料1000円くらいの露天風呂付きの立ち寄り湯もあったりするんだけど,せっかくなんでディープなところに。まぁ,諸般の事情により財布が渋かった関係もある。


ここ,入浴料350円!たたずまいも何とも昭和の香り。入口はこんな感じ。


入口は分かれているけど,のれんをくぐると中はつながってるんだな。で,中に入ると,昔ながらの番台におばちゃんが座ってる構造。まさに昭和の銭湯。

ただ,番台のおばちゃんに350円を渡すんじゃなく,券売機で入浴券を買うあたりに微妙に近代化の波が押し寄せている。

泉質は典型的な硫酸ナトリウム系。銭湯と言ってもあなどるなかれ,天然温泉で源泉かけ流しなのである。話によれば,飲料用の井戸を掘ってる時に偶然掘り当てられた温泉だそうで,そんなエピソードもそれなりに素朴。

浴場はカマボコ型の建屋を真ん中で区切って男湯と女湯を分けている構造。カポーンという木桶の音が郷愁を誘う。

少なくとも僕が行ったときには,外者はほとんどいなくて,ほぼジモティーの交流広場と化していた。完全に地元密着型完璧なアウェイ。

しかし,そんな地元の方々とも裸のコミュニケーション。背中に立派な龍のタトゥーをお持ちの地元の紳士とヨタ話しながら湯船につかるなど,著名な温泉宿や都会のスーパー銭湯では絶対に不可能ですって(一応,刺青お断りとは書いてあるんだけどね。)。ちなみにこの紳士,地元の土建屋の親方でしたよ。

ちなみに,風呂を出て,一歩,路地に足を踏み入れると風景はこんな感じ。


うわぁっ,懐かしい!これ,昭和40~50年代の札幌市中央区南6条西6丁目くらいの感じ (^^;

県庁所在地の駅から徒歩10分足らずで,昭和の香りプンップンの銭湯と盛り場,鳥取,侮れませんね。

人影は「かなり」まばらなんだけどね。

ちなみに,風呂上がりに一杯引っかけた店では,BGM が吉川晃司の「Rain-Danceが聞こえる」だったり,渡辺美里の「Teenage Walk」だったり…昭和のダメ押しを食らいました。

いやはや…


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