2013年7月30日火曜日

責任の所在を明らかにせよ

ちょっと頭に来たので,忘れないうちに書いておく。

ネットを悪用して匿名で個人を攻撃したり,誹謗中傷する輩がいる。
匿名かどうかに関わらず,個人を攻撃したり,中傷することが良くないのは言うまでもない。
ところがそれが匿名ということになると罪状は指数関数的に跳ね上がると思ってほしい。

そもそも,僕自身は匿名で何かを語る輩の言うことは信用しないし,
そんな輩に何を言われても気にも止めない。

自分自身でも,絶対にそのようなことをしてはならないと肝に銘じている。
これは学生時代に学内にビラを貼ったりしてたころからの信条だ。
当時大学の先輩たちからもかなりきつくしつけられたつもりだ。
公に何かを告げるときには,常に責任の所在を明らかにせよ」とね。

だから今でも twitter,facebook,ブログ等では,
自分の素性を明らかにしている。
SNS でも Amazon の著者サイトでも,紹介の仕方に多少の違いはあれど,
僕に関する公開情報にたどり着けるだろう。

そもそも facebook は実名が原則(だが,実はどうにでもなる)だが,
そんなことを言われるまでもなく,当初から実践しているわけだ。

僕は言いたいことがあれば,公の場で正々堂々と発言する。
もちろん,公にする内容には,全責任を自ら負う覚悟でいる。

だからこそ,こそこそと隠れて何かをなそうとする
痴漢みたいな輩には本当に辟易している。

いや,ほんとに気分悪いね。


2013年7月6日土曜日

ルイジアナからの手紙

今日は懐かしい輩からの便りが…

メルボルンの Thunder Road Brewing のヘッドブルワーだった Harvey が辞めたと聞いたのはずいぶん前。
Thunder Road には,Harvey の代わりにシンガポールの Archipelago にいた Colin Paige が新しいヘッドブルワーとしてやってきたとのことだった。

詳しくは,今年3月のこのニュースを参照のこと。

これによると Harvey はアメリカのルイジアナ州にある Great Raft ってブルワリーに行ったとのことだったが,その後どうしてるんだろうなぁ?とは思っていた。

僕がメルボルンにいた頃,Thunder Road はまだオープン前で,Harvey のレシピによる試作品をずいぶんテイスティングさせてもらったものだ。
それが今も Thunder Road のフラグシップになっている Full Steam Brunswick Bitter なわけだ。(当時は単に No. 1 とか No. 2 とか呼んでいた…)

そんな Harvey からのメッセージを今日,受け取った。

彼は僕のことを "Mr. Wizard" と呼ぶ。
在外でメルボルンに行っていた頃に書いていたブログのタイトルが,オズの魔法使いにかけた「OZ(オージー)の××使い」で,そのアドレスが "kOZimathewizard.blogspot.jp" だったことから来ている。

彼のメッセージはブルワリーのウェブを見てくれ,ってことだった。
これまでちゃんと見てなかったし,どれどれって感じでチェックしてみた。
するとツナギを着た Harvey の写真もきっちり載っているじゃないか。元気そうで何より。

これによると Great Raft Brewing は,まだできたばかりの新しいブルワリーで,いくつかテストバッチのビールを醸造している段階のようだ。
これまでに作ったビールは,例えば,シトラとアマリロを使った "Ermahgerd DIPA" や, (たぶん)ダークラガーの "Reasonably Corrupt Schwarzbier" (←これはドイツびいきの Harvey っぽい) なんかがあるようだ。
その他にもウェブを見る限りでは,"Belgian Pale Ale" とか "Belgian Saison with Peaches" なんてのも作っているらしい。
ハービー…あんまりベルジャンは得意じゃなかったようなイメージがあるんだが,大丈夫か?

ルイジアナって,なかなか行く機会がなさそうな土地だけど,いつか彼のビールを味わえる日が来るんだろうか?

いずれにせよ,競争の激しいアメリカのクラフトビール界でいいビールをリリースしてほしいと思う。
がんばれよ,ハービー!

Harvey and me at Thunder Road Brewing, Melbourne in March, 2011.

I've got a message that reminds me of my life in Melbourne.

I heard a news that Harvey, the head brewer at Thunder Road Brewing in Melbourne left the brewery several month ago.
The news also said that Thunder Road got Colin Paige as a new brewer from Archipelago in Singapore.Please see here for the details.

Harvey joined the brewery called Great Raft in Louisiana according to the news.
And I've been wondering what is he doing there? 

When I was in Melbourne, Thunder Road was not opened yet, but I visited the brewery several times, and tasted some test brewed beers by Harvey's recipe.
Those beers are "Full Steam" and "Brunswick Bitter", that are the flagships of Thunder Road and really popular in Victoria now.
(At that time, we called them simply as No.1 and No. 2...).

Today, I've got a message from Harvey in Louisiana.

He calls me as "Mr. Wizard" since when I was in Melbourne, I wrote my blog with the title like "Wizard of OZ(aussie)" and the URL was "kOZimathewizard.blogspot.jp". 

In his message, he says

Mr Wizard!
Hello from Louisiana! How are you? Check this out:
www.greatraftbrewing.com

I've not visited the website of this brewery, so I checked it out!
I found his photo, and he's wearing overalls. It reminds me of my memories in Melbourne.
Anyway, I can see he's fine there!

According to the web, Great Raft Brewing has been just founded and they brewed some test batches so far. Their beers include "Ermahgerd DIPA" using Citra and Amarillo hops, and "Reasonably Corrupt Schwarzbier" that might be a German style dark lager (Harvey's recipe, isn't it?).
I can also find "Belgian Pale Ale" and "Belgian Saison with Peaches" on the web.
But I remembered Harvey likes German beers, but he's not good at Belgian styles (I'm not sure actually...)
Can he do well on such Belgian beers?
I dunno..., but I hope he can!!

Anyway, I don't think we have many opportunities to visit Louisiana, but I hope I can taste his beers in near future.
And I also hope they can release some brilliant and cutting edge beers in US market, the hottest craft beer scene in the world.

Good luck, Harvey!!

All the best,
Tetsuya, the Wizard


2013年7月1日月曜日

サイダー

やっぱ夏はサイダーだよね。サイダーだよ。
サイダーと言っても,三ツ矢サイダーとか最近はやりの地サイダーみたいな清涼飲料水じゃない。
立派なアルコール飲料の方です。

日本でサイダーというとどうしてもソフトドリンクを思い浮かべてしまうけれども,欧米,特にイギリス,オーストラリア,ニュージーランドなどの大英帝国圏ではリンゴを原料とする発泡酒のことを指すことが多い。

メルボルンにいた頃は,パブでクラフトビールを楽しむこともあれば,夏の暑い昼間なんかはサイダーを飲むことも少なくなかった。Flinders Street 駅真向いの Young & Jackson なんかは,夏の週末,屋上がサイダーバーになったくらいだし,他にも樽生のサイダーを複数銘柄呑めるパブも結構ありました。

ところが,日本ではめったにサイダーに出会えない。大手ではニッカが「シードル」を商品化している(道民としては,悲しいかな現在の販売元はアサヒなんだな… (ToT))くらいだし,クラフトビールメーカーが作っているサイダーでも,ホントに数えるくらいしか知らない。少なくとも僕が呑んだことあるのは,岩手はベアレンのサイダーと,パンゲアのライオンサイダーくらい。ここを読むと,発泡酒醸造免許ではリンゴ100%のサイダーは作れないんだそうだ。そういう理由もあるんですかね?

蒸し暑い日本の気候には合うと思うんだけどね。

で,昨日の日曜日,結構暑かったし,家でまったりと,お土産でもらった Apple Head というサイダーをいただきました。


このサイダー,メルボルンの Thunder Road Brewing のサカモトさんから頂いたもので,ここのブルワーのマーカスがベルギーで醸造したものだということ。

他の果汁や,香料などの添加物を混ぜることなく,ベルギー産の手摘みのリンゴをクラッシュして作っているらしい。白ワイン,特に貴腐ワインのような甘く上品な香りがあります。それでいて,フレーバーは甘すぎず,後味もさわやか。これは,悪くないです。日本の夏には絶対に合う。添加物バリバリで,香水とか子供のお菓子やかき氷のシロップみたいな香りがするサイダーも時々あるけれど,これはリアルサイダーです。こういうのがフツーに呑みたい!

いやぁ,しかし,我が国にサイダー文化を定着させるにはどうすればいいんですかね?
時々,成城石井あたりでストロングボウを見つけたらめっけもん,みたいな生活には満足できない!国産だけじゃなく,英国産でも豪州産でもいいから,ケグ出しのサイダーを普通に楽しみたい!

日本にサイダーを普及させる会」を作ろう!!

賛同者モトム!!