2012年10月14日日曜日

秋祭り

この 2 日間,福岡県大牟田市の大牟田文化会館で,
全国高等専門学校第23回プログラミングコンテスト(高専プロコン)が開催されました。

 今年,ここでもひと騒動起こした Imagine Cup 2012 世界準優勝チーム Coccolo は,
思えば,昨年この大会で最優秀賞を受賞したところから,
お祭り騒ぎが始まっていたように思います。
あそこから世界仕様にソリューションをブローアップし,
英語でのプレゼン力を高めて,世界大会での結果につながったわけです。

そして,この秋,彼らは,最終日,閉会式前のミニ講演会に講師として招かれ,
この大会に凱旋してきました。


 講演のテーマは「プロコンから世界へ」。
日本の高専生が持つスキルは突き詰めれば世界に手が届く。
彼らの経験に基づいたメッセージは,
会場にいた全国の高専生や指導教員の方々,協賛企業の方々などへも
しっかりと伝わったのではないかと思います。


今日,会場にいた学生たちの中から,Coccolo が惜しくも届かなかった
世界の頂点に立つ面々が出て欲しいと思います。
その可能性は十分にある。
てっぺん」への第一歩をぜひ踏み出してほしいと思います。

さて,で,今大会の東京高専チームの活躍についても
書いておかなければなりませんね。
今大会,ウチのガッコからは,競技部門と課題部門それぞれ 1 チームずつが
本選(全国大会)に出場しました。

競技部門はステージ上に提示された大量のサイコロの個数を
デジカメなどで撮影した画像などを元に正確に推定しなさいというお題。
題して「数えなサイ」。
本校チームは惜しくも上位入賞はなりませんでしたが,
2年生と3年生の混成チームだったし,
来年以降,また闘志を燃やして挑戦してくれることに期待です。
僕も今年の前半はチームのサポートを十分にできなかったけれど,
競技部門はこのコンテストの「華」だと思っている一人として,
9年間遠ざかっている全国優勝をぜひ取り戻したい。
今年の僕の猛烈な反省点はここにあります。

一方,課題部門は見事,審査員が選ぶ特別賞と,
企業賞である富士通特別賞をダブル受賞しました。
ここ数年,東京高専は課題部門か自由部門で
賞を獲り続けているので,その伝統を守ってくれました。


彼らの開発したソリューションは「ComBo」という電子回覧板。
モノは電子媒体ですが,
SNS によるバーチャルなコミュニケーションが当たり前のこの時代に
あえて,「直接手渡す」ことの重要性に着目した点が
斬新であると高く評価されたようです。

 Coccolo の某リーダーも,

プレゼンうまいじゃん,もうちょっと手を入れるともっと良くなる

と語っていたこの素材,
このまま終わらせるのはもったいないなぁと思います。
 せっかくだから,もうちょっとやってみようよ,ね?ね??

いやいや,秋の祭も格別ですね。


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