2012年4月11日水曜日

忙しい年の始まり

えー,先週の月曜日にオーストラリアから帰ってきまして,怒涛のように 10 日間が過ぎて行きました。ホンット忙しい。

ただ,そんな中でもいくつか嬉しい事があったんでご報告と,ちょっとのボヤき。

まず,申請していた科研費が当たりました。昨年度まで 3 年間取り組んできた電子透かしに関する研究を発展させて,今年からはそれを防災システムに活かそうということで申請していたんですが,これが的中。これで基盤研究(C) というカテゴリで 2 回連続研究費を確保しました。向こう 3 年間,とりあえず順調に研究が進められそうな気配です。

今年は,海外出張も予定しているし,九州あたりへの出張もチラホラあるので,研究費を確保できたことは本当に大きい。ウチの学生たちにも,ちょっとした実験の分担を研究テーマとして与えることができるし,かなり現実味を帯びたテーマでもあるので,ほぼ計画通りに研究が進められるんじゃないかと思っています。まずはひと安心。

ついでに,もうひとつ申請していた中学生向けの公開講座のプロジェクトも予算獲得できたとの知らせを今日,受け取りました。こっちは,1 回だけの公開講座を実施するための資金なので,その目的のためにしか予算を使えないんだとは思うけれども,打った弾が全部当たったみたいで,何かものすごく気分がいい。でも,その分,忙しくなるわけで,それは覚悟しなければなるまい。マジメに考えると,あれもこれもホントに全部できるんかい,と若干不安にならないでもない…

さて,これに加えて,もう一つ重要なミッションができた。既に fb なんかを通じてご存知の方も多いと思うが,ウチの学校のチームがマイクロソフトが主催するプログラミングの国際コンテスト,Imagine Cup 2012 の日本代表になり,7 月にシドニーで行なわれる世界大会へ出場することになった。学校としては 2 年ぶり 3 度目の出場で,同志社大学と並んで,最多出場タイということにもなった。僕はこのチームの直接の指導教員ではなかったんだが,諸般の事情により,今後,世界大会に至るまで,代理で指導教員(メンター)を引き受けることになった。システムはほぼ完成しているものの,世界大会では,英語でのプレゼンテーションやデモが評価されるわけで,ここをどう積み上げていくかが,僕に任せられることになる。オーストラリアに行けるのはうれしいし,やっぱり尋常ならざる縁を感じるわけだけれども,与えられたミッションの重さを実感していたりするわけだよねぇ。

というわけで,この一週間余りの間に,いろいろなことが起こり,これから先の一年がどのように展開していくのか,自分でも楽しみなような,少し恐ろしいような気がしている。今現在,抱えている仕事があふれてしまって,まったく追いついていないし,この状態が一年間続くようだと発狂するんじゃないかって気もしているんだが,果たしてどうなることやら。

今日はがんばって,いくつかの仕事を終わらせたが,それでもまだ 30 近いタスクが残っている。この中には既に〆切を過ぎているものもあるし(スイマセン),一週間以内に〆切を迎えるものも少なくない。ただひたすら,一つずつ潰していかなくてはならないのだが,一つ潰したら,二つ増えるみたいで,ちょっと無限地獄のような体をなしてきているようにも思える。

あーーー,一日が 50 時間くらいあったらいいのになぁ,とも思うんだが,50 時間あったら,その分,仕事も増えるんじゃないかと思って,ちょっと憂鬱になる。

これを読んでくれている皆さん,ボクの仕事が遅くても,決して怒らないでください。それなりに考えつつ,小さなことから一つずつ片付けて行きますゆえ…あー,ホントに大丈夫かな??