2012年3月23日金曜日

ギプスランド便り 1

前回も書いたとおり,学生を連れてオーストラリア国際交流ということで,East Gippsland TAFE (今は Advance TAFE に改名) を訪れている。21 日はほとんど着いただけだったので,その後,この 2 日間の活動を簡単にご報告。

まず,昨日,22 日(木)は,TAFE のキャンパス内でモーニング・ティーを囲んで,TAFE のスタッフと交流。贈り物の交換なども行なった。その後,初日ということで,キャンパス内を少し見学したり,図書館に行き,PC のアカウントなどをもらって設定を行なったりした後,バスで校外でのアクティビティーへ。

まずは Raymond Island というところに野生のコアラを見に行った。


一応,コアラを見られるルートみたいなのが設定されていて,およそその通りに歩いたところ,4 頭ほどのコアラを樹上に見ることができた。ところが,それよりも,蚊が大量発生していて,頭のまわりの蚊を払うのが何とも大変だった。Koala spotting のはずが,Mosquito spotting になってしまった感あり。こっちの人は mozzie とか言うんだな。

その後,レイクサイドで Fish & Chips のランチを取った後,本当なら中学校の日本語の授業を見学する予定だったんだが,これが担当者にも理由がわからないうちにキャンセルになっていたそうで(この辺もオージー流だったりするのか?),急きょ,Kennedy Trailers というトレイラーの工場を見学することができた。ここの目玉は,長い丸太なんかを運ぶのに使う Folding Trailer。荷台が折り曲がっていて,運ぶ時だけ伸ばすことができるという代物。下の写真は実物ではなく,展示会用の小型模型。


日本語の授業もおもしろかったと思われるけれど,これはこれで,かなりしっかりした工場見学ができた感ありでそれなりに良かった。ちなみに設計は Solid Works を使っていた。

その後,Table Tennis & Squash Centre というところを訪れて,学生達(僕も)は卓球やスカッシュ,ローンボウルズなんかを楽しんだ。初日からちょい飛ばし気味ではあったけれど…

一方,2 日目の今日は,午前中,ここの TAFE の別キャンパスで,森林工学や森の生態系などに関する教育を行なっている Forestech と,海洋学や海の生態系に関する教育を行なっている SEAMEC (South East Australia Maritime Education Centre) を見学した。Forestech では家具の製造やデザインなども教えているそうだ(家具デザインは学生が集まらず,残念ながら今はコースを閉じているそう)。SEAMEC では,訓練用のボートに乗って Bass Strait に通じる Lakes Entrance をプチクルーズできたりもして,学生たちは楽しんでいたようである。

ランチの後は,Buchan Cave という鍾乳洞へ。鍾乳洞も見ごたえがあったが,地上へ出てきたところでは野生のカンガルーを見ることができた。

ツアーの最後,TAFE に戻ってくる途中では,コウモリを見られるスポットがあるということで寄り道。まだ明るかったが,あたかも,こういう実がなる樹でもあるかのように,樹の枝から無数のコウモリがぶら下がっていた。


まぁ,あんまりかわいいものじゃないけど。臭いし。

というわけで,最初の 2 日間は無事終了。学生たちもホストファミリーとうまくやっているようだし,英語でもコミュニケーションにも,少しずつ慣れつつあるんじゃないだろか?

時々学生に「先生,通訳してください」とか言われるけど,あんまり僕が口をはさまない方がいいんだよね,きっと。…決して,楽をする口実じゃないぞ,決して…

なんだか,遊んでる話だけに聞こえるかもしれないけれど,研修だからね,研修。

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