2011年11月3日木曜日

サラリーマンの街

昨日は午後からお台場で開かれていた MATLAB EXPO 2011 というのを覗いてきた。

まぁ,その話はおいといて…
(おいとくのかよ?) 

あっちの方に出ることもめったにないので,
新橋の乗り換えついでにちょっと寄り道することにした。

こういう明確な目的のある寄り道は「ついで」とは言わないけどな。

というわけで,お邪魔したのはこちら。

Cooper Ale's さん。

ここに来るのは初めてだが,なかなか面白いビールと出会えた。

1杯目は,伊勢角屋麦酒の玄米エール


最初,鼻から感じるのはモルト由来の甘い香りだけれど,
呑んだ後に鼻に抜けてくるのは玄米の香り。
お店の人も言っていたけれど,永谷園のお茶漬けに入っている「あられ」のアレ。
ビールを呑んでいるのに玄米茶を飲んでいる気分にもなる。
かと言って色モノかというと,そんなことはない。
モルトと米の双方から来ていると思しきまったりとしたやわらかい甘み。
それでいて苦みやボディも比較的しっかりしている。
これは悪くない。
限定醸造らしいので,どこかで見つけたらお試しあれ。
アルコール度数は5.0%。

次は,少し強いものをってことで,
アメリカ西海岸はサンクレメンテ産 Left Coast Hop Juice WIPA


ホップの香りと苦みがゴリゴリ効いた,まごうことなきアメリカンペールエール。
ホップの特徴が強く出ていて,出来は悪くないけど,個人的にはエグ過ぎたかな?
グレープフルーツのようなシトラス系の香りを期待したけれど,
むしろ松ヤニ系の香りが強い。それはそれで悪くないんだが,
今日の僕の体調には合わかなったようだ。
モルトの甘みと苦みがしっかりしたフルボディ。まさに重量級。8.5%。
でもやっぱり,もう少し柑橘系のアロマやフレーバーが強い方が好きだな。

お店の人に
「これ呑むと,次が困りますよね?」
と言われ,迷った挙句,シメに選んだのが
ベルギーの Ichtegem's Grand Cru


ベルギーのフランドル地方ではよく呑まれているレッドビールの一種。
同じスタイルだと Rodenbach Grand Cru なんかはたまに呑むけれど,
僕はこれは初めて。
原料はモルト,ホップで,特に副原料はなし。
それなのに,チェリーを思わせるフルーティな香りとさわやかな甘酸っぱさ。
同じベルギーのフルーツ・ランビックを思わせるような味わい。
オーク樽で貯蔵したビールがブレンドされているとのことで,
ほのかに樽の香りも感じられる。
スパークリングワインにも似ているように思えるけれど,
ワインではこの味わいと香りは出せまい
泡立ちも豊かで,色も赤銅色でキレイ。何か高級感もあるよね。
今日のボクには合わなかったさっきのエグみをこの酸味が中和してくれた。
ちょっとデザート感覚でいただきました。

というわけで,初めての酒場で初めてのビール3種を堪能。
こちらでは,オリジナルビールも作っているそうで,
(醸造は厚木ビールさんが手がけているらしい)
来週からはオリジナルのイングリッシュ・ブラウン・エールが登場するそうだ。
僕の心をくすぐるけれど,そのために新橋…来るかなぁ?

サラリーマンの街,新橋で,
あまりステレオティピカルでない新橋の貌をのぞいた感じです。
今度,また行こう。

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