2009年10月31日土曜日

 今日と明日,ウチのガッコは文化祭です。ウチのクラスも店を出しているはずだけれど,今日は残念ながら行けませんでした。僕は夏休みに中止になった小学生向けの暗号講座を卒研室でやっていたり,それ以外の用があったり,卒業生が訪ねてきてダベっていたり....となかなか体が空きませんでした。明日は店の方にも顔出すからなぁ!
あと,SPHERE TOKYOのイベントでフェイスペインティングをやっています。こちらも夏好評だったので,今回もやるとのこと。僕も手伝うことになっていたんですが,上に書いたとおり何だか忙しく,結局今日は行けずじまい....こちらも明日は必ず手伝います。
しかし,こういう機会に卒業生たちと会えるのはうれしいですね。みんな元気にやっているようで何よりです。特に一昨年の卒業生たちは担任をやったこともあって,思い入れはひときわ深いです。何か今日呑み会やっているらしいが,場所聞かなかったし.....
さて,写真はクラスの学生たちが作ったTシャツです。明日,これを来て繰り出すので,見かけたら声をかけてください。では!!

2009年10月30日金曜日

育成と評価

今朝の新聞より。プロ野球ドラフト会議の話題がスポーツ欄だけでなく,1面や社説も賑わしていました。野球が下火とは言っても注目度は高いわけね。花巻東高の菊池君が話題で,大リーグか日本プロ野球か,と騒がれ,結局日本を選んで,プロ球界がほっとしたと.....それに対して社説では,そんなことでいいのか,的な意見が述べられていました。もっと国際的に開かれた日本プロ野球でなくちゃいかんと。
そりゃそうだ,正論ですよ。でも,今の日本のプロ野球,事実上,企業スポーツである以上,正論ばかりではやっていけないのも事実。野球に限らず,Jリーグでも多くのチームが一部の企業の出資に頼っているのが現状でしょう。Jリーグは一応,地域密着型と言われているけれど,多くのチームの筆頭株主は企業だ。もう10年以上も前のことになるけど(!) 横浜フリューゲルス消滅の原因もそこにある。東京ヴェルディが今まさに消滅の危機にあるのも企業が手を引いたからに他ならない。もちろん,そうでないチームもあるけれど,それは筆頭株主となる企業がなく,やむを得ず市民持ち株会が筆頭株主になっている我が札幌とか水戸(だったか?違ったかも知らん)みたいな例に限られるでしょう。いずれにしても1社または2社程度が大半の株を持っているようなチームは会社の経営状況にチームの存続が影響されることは明らかなこと。Jリーグはチーム数を増やす方向に言っているということだが,今のまま膨張しても悲劇しか生まないような気がする。少し不安ですね。
話は変わって(というか,変わらないんだけど)ドラフト会議。近大高専の3年生が巨人の2位指名を受けましたね。まぁ,この選手がどういう選手が僕は知らないけれど,すごいといえばすごい。ただ,ジャイアンツにはきちんと社会人として育てて欲しいよね。本来ならば,高専で育てるはずだった残り2年の間は選手としてだけではなく社会人としてもキチッと育てて欲しいと思う。しかし,今年規則が改正されるまでは高専からドラフト指名はできなかったわけね。というか,何で今年規則が改正されたのか,その経緯が知りたいな。卒業まで待つことはできんのか???言い換えれば,高校2年生でも規則を改正すれば指名できるって話に近いよね??高専はあくまでも5年教育で,そこを敢えて例外的に3年で取っているわけだから,高校生だって例外で2年で指名したっていいわけだよね,規則を変えちゃえば。
で,僕が言いたいのは,そこまで例外的に規則を変えてまで取ったんだから大切にしてよね,ということ。ドラフトで入団しても1軍に上がれずに辞めていく選手も多いのが事実。今回の彼が将来どういう大選手になるのか,あるいは挫折を味わうことになるのか,それは今の段階では誰も分からないわけだけれども,万が一,ダメだったときのケアも含めて,人間育成をきちんとしてほしいと思うわけです。同時に本人も自分の人生設計をきちんと考えた上でプロとしてがんばってほしいと思います。プロの世界は結果が評価されることがすべて,というようなことがよく言われる。学校だって,成績を評価するときもある。ただ,プロの世界と学校が違うのは,評価だけではなくて,教育が本分である以上,本人の人生設計をサポートしたり,人間力を育むようなところに注力していることも事実なわけです。プロの世界とは言っても,未成年の選手を扱う以上,その辺りはほんっとに丁寧にキチッとやって欲しいと思うわけ。もちろん,今だってそうやってくれていると信じているわけだけれどね。我がタイガースが15歳で獲得した辻本君を20歳の今年,戦力外とした例もあるので,やっぱりいろいろと心配なのよね。
やっぱ,人と向き合わなくちゃだめだぁ,我々は,ウン。

2009年10月28日水曜日

故郷の味

今日はちょっと出張続きで疲れがたまっているので,午後半休を取りました。いくつか野暮用を足さなくてはならないこともあったし....ちょっと早めに体が空いたので,晩飯の食材を買いにスーパーに寄って帰りました。
で,そこに故郷の味があるではありませんか。生ニシン!東京ではそれなりのサイズのものになかなか出会うことはないし,生で出会うことも余りないけれど,これはまぁ,そこそこのサイズで美味そう。...というわけで,2尾購入。北海道の食材で,何が一番食べたいか,と聞かれると,ニシンって答えますね,ほぼ迷わず。香りが他の魚とぜんぜん違う。海の味覚の王様です。カニとかウニとか言ってるようじゃ素人ですよ!ニシンだよ,ニシン!!だから3月にフィンランドに行ったときは幸せだった。毎朝ニシンの酢漬けをパンにはさんで食べてました。物価さえ高くなきゃ,あそこなら何年でも暮らせるな。
さて,行きつけのスーパー,肉より魚な方なので,ちょっと横の方にあった天然ブリの刺身にも目が.....よし,今日はブリの刺身にして,明日ニシンを焼こう。
結局,ブリ刺身のほかは,冷奴に山形で買った「おみ漬」をのせたもの,それに小松菜の煮浸し。和な食卓ですね。これも山形の酒屋で買った冷やおろし「大虎」を合わせて.....おいしくいただきました。
...写真は撮るの忘れました。

2009年10月26日月曜日

ゴール

やっと家にたどり着きました。10泊11日の日本縦断出張ツアーも今日で終わり,午前中に山形を発って,午後3時過ぎ,懐かしの自宅に帰ってきました。肉体的にも精神的にもヒジョーにきつかったけれども,何はともあれ,どこかでインフルをもらってくるようなことが無くてよかった。あぁ,でもこれはあと2,3日様子を見ないとわからないのかな?
明日から出勤ですが,まだ授業の準備も出来ていない。一気にリアルに引き戻されますね。すぐに社会復帰できるかな?今週いっぱいはかかりそうだな。でも,今週末は文化祭だ。僕もいくつか企画に関わっています。なんだか休まらないなぁ。求む!安息日!!

2009年10月25日日曜日

有終の美

 全国高等学校デザイン選手権の決勝大会が終わりました。会場は東北芸術工科大学。さすが,建物のデザインにも特徴があるし,なんと,水上の能楽堂まであるという…薪能とかするらしいですよ。水面に火が映ってきれいなんだろうなぁ。
今日は午後から本番ですが,午前中は写真撮影とか入場のリハーサル。その合間をぬって最終の練習を行ないました。ウチのチームの発表は9チーム中,8番目。他のチームの発表を大方見てからプレゼンをすることになります。それが吉と出るか凶と出るか....ウチのチームの作品は「説明書デザイン賞」と言って,わかりやすく面白いマニュアルを作った企業(製品)を表彰して,シンボルマークを付けることで,マニュアルを能動的に読む人を増やすだけでなく,商品の流通を促し,経済の活性化をもくろもう,というものでした。
....で,結果ですが,本校チームは上位3位までには入れなかったものの,企業賞として毎日新聞社賞を受賞しました。この大会には,優勝,準優勝,3位,毎日新聞社賞に加え,投票で受賞が決まる市民賞と高校生賞があります。したがって,受賞できるのは最大で9チーム中6チームだけ。結果として,準優勝のチームが市民賞と高校生賞を含めた3冠に輝いたので,ウチが毎日新聞社賞を取ったということは,表彰されたチームは4チームのみ。そういう意味では価値が高いと思います。学生たちは,ホントに良く頑張ったと思います。プレゼンテーションでは,小芝居(学生たちは茶番,ボクはコントと呼んでた...)をしなくちゃいけなかったし,慣れないことも多かったと思うけれど,よくやってくれました。まだまだ1年生だし,ちょっと悔しい思いもあるようだし,これからどんなことに挑戦してくれるんだろうかと,少し楽しみです。ただ,来年は僕が外国に行っていて指導できないので,それが心残りではあります。
ちなみに優勝したのは九産大付属九州高校の「故人との思い出の取り扱い」というタイトルで,位牌の形をしたUSBメモリを作って,亡くなった人の写真や映像を保存する,という提案。また,準優勝で3冠に輝いたのは,地元山形の新庄神室産業高校の「食べる絵の具 ハピ・ベジ」と言って,野菜と果物のピューレを絵具のようなチューブに入れて,パンやピザの上に絵を描いたりして食べるという,子供向けの食育に関する提案。プレゼンを見ていてこの2校には勝てないな,という印象を持っていたので,そういう意味では企業賞にもぐりこめて良かったんじゃないかと率直に思います。
しかし,いわゆる形や色のデザインではないと言いながら,さすが上位校はきちんとモノを作ってきています。これは今後,ウチの取組にとっても課題ですね。高専チームとしては,アイディアだけではなく,この辺をきちっとやると,デザインの世界にも一石を投じることができるかもしれません。そんなことを考えると,このコンテスト,今後もチャレンジしたいという気持ちが,学生ならずもしてきますね。
このコンテストでは,書類選考通過後,シナリオなどを作り込む段階から,芸工大の学生さんがチームサポーターとして付いてくれます。本校に付いてくれたのは,3年生の清井(せいい)さん。最後は学生たちから感謝の気持ちを(背中に)伝えられていました。写真はその結果で,ウチのチームの作品に出てきたゆるキャラ「よーみん」が描かれています。清井さん,約束通り写真載せたよ!また再会するのを楽しみにしていますね!!
表彰式後の交流会では,審査委員長で「おくりびと」で知られる脚本家の小山薫堂さんや脳科学者の茂木健一郎さんとも話ができて良かったです。小山さんはウチのチームの作品を3位に推してくれていたらしい。彼は放送作家時代にテレ朝の「トリセツ」って番組の構成をやってたしなぁ。そういう意味では「風は吹いていた」んだよなぁ。茂木さんには,「先生はどんな分野で学位取ったんですか??」って訊かれたので,「ニューロコンピューティングでボルツマンマシンやってました」って言ったら,「僕もボルツマンマシンやってましたよ」だって。
10泊11日の出張ツアーも,木更津プロコンでの優勝,国際会議IWSDA'09の成功,デザセンでの受賞と僕にとってはうれしいことづくめでした。肉体的にも精神的にもきつかったけれど,こういううれしい思いをするからやめられませんね。明日はやっと家に戻れます。

2009年10月24日土曜日

初参戦

 10泊11日に及ぶ日本縦断罰ゲームツアー(?)もいよいよ最終目的地に着きました。山形市の東北芸術工科大学で行われている第16回全国高等学校デザイン選手権(デザセン)にやってきました。学生たちは昨日から山形入りして準備をしています。本当は僕が引率しなければならないのですが,福岡を抜けられなかったために,専攻科生の神津君という学生が引率者として同行してくれています。他の学校の高校生からは彼が先生だと思われていたらしい。でも,彼は本当に良く学生の面倒を見てくれていて,貢献度は僕よりもはるかに大きなものがあります。
朝6:12発の新幹線に乗って,山形に着いたのが9:00過ぎ。ホテルに荷物を置いて,路線バスに乗ろうと思ったものの,便が全くないので,山形駅からタクシーで大学入りしました。
今日はプレゼンテーションのリハーサルがあります。聞くと我がチームはまだプレゼンの流れが完全に固まっていないということ。ホントかよ。ちょっと不安を感じつつ,発表練習を見守りました。確かにセリフも覚えられいないし,目線や体の動きも中途半端で....ただ,流れそのものを大きく変えるというよりは細部を詰めればまとまりそうな感じだったので,とにかく何度も練習してうやむやなところを固めていく作業を繰り返すことになりました。
午後3:30から30分間がわがチームに与えられたリハーサル時間。発表は7分なので,コメントを述べたりすることを考えると,2回とちょっとがせいぜい。実際,通しで2回。弱かったところだけ2,3回やり直してリハは終わりました。質疑応答対策もしなければならず,ホテルに帰ってからも学生たちは練習をしなければならないようです。
福岡から山形に入って感じたのは,寒さ。やっぱ寒いわ。ただ,長袖のワイシャツは1枚しか持っていないし,コートやジャンバーなど羽織るものも持っていないので,ちょっと失敗。福岡に行くことにとらわれていて,東北に来ることが頭から抜け落ちていました。いや,東北に来ることは頭にあったのだが,寒さが頭になかった。どおりで,大学のキャンパスではすっかりこんな紅葉が見られましたよ。けれど,この夕焼け!明日は秋晴れになることだろうね。あったかくなればいいけど。
夜は,引率教員どうしの交流会(吞み会)にも顔を出し,常連校の先生方からいろいろなお話を伺いました。帰ってからホテルで練習中の学生たちに,その辺の情報をフィードバック。質問対策なんかもちょっとやって,本日はおしまいと相成りました。はてさて,明日はどうなることやら。明日の天気のように秋晴れのような結果が出るでしょうか??

2009年10月23日金曜日

エジプシャン

 会議最終日の午後はエクスカージョンでフェリーに乗って海の中道海浜公園に行きました。約30名が参加しました。写真は,フェリーポートから出港した直後に撮影したマリンメッセです。
公園は広いので,着いたら基本は自由行動でした。この公園は一言で言うと,遊園地と動物園と植物園と水族館とリゾートホテルとキャンプ場とエジプト迷路が一緒になったようなところでした。いや,何のことかわからんだろうけど,行った人にはわかるだろうなぁ。最初は,そんなに何時間もいるようなところじゃないかもね,くらいに思っていましたが,結局3時間近く滞在。まぁ,良かったんじゃないですかね??
ボクは学生2人と一緒にチャリンコを借りて公園内を走り,ポイントポイントで散策したり,景色を眺めたり,動物や花を見たり,エジプト迷路を見たりして過ごしました。
エジプト迷路.....結局何がエジプトかわからんかったな。
夜,福岡から東京に戻り,東京駅近くのホテルに入ったのが23:30。明日は9時に山形に着くようにいどうなので,5時過ぎにホテルを出ます。疲れが取れない......日本縦断罰ゲームツアーもあと3泊。やっとゴールがうっすらと見てきました。

No No Show!

って,みんなで「ダメダメ」って言うショーではないですよ。
今回の国際会議,No Show が1本もありませんでした。今日本当は1件キャンセルが出る予定だったんですが,代わりに関係者の人が発表してくれたので,結局No Showはゼロ! これは本当にありがたい。昨日,Banquetとそのあとの2・3次会で呑みすぎまして....朝から頭痛かったんですが,うれしさでちょっと回復しました。
今回の発表論文はすべて論文データベース IEEE Xplore に掲載されることが決まっています。ただ,No Show の論文は IEEE に渡さず,Xplore に載りませんよ,というアナウンスをあらかじめしておいたので,それが効いたのかもしれません。「それなら仕方ねぇ,行ってしゃべるか....」と思った人がいるかどうかわかりませんが,何はともあれ,今回の会議は大成功です。本当は発表キャンセルの論文を除いたProceedingsのCD-ROMをIEEEに送ろうと思っていたのですが,キャンセルが1件もなかったので,会議のCD-ROMをそのまま送って任務完了の予定です。これは,出版関係をやってくれた,中国・西南交通大学のKai Yu君も喜ぶことだろう。
これから撤収作業,そして午後は海の中道に参加者と一緒に遠足(Excursion)です。

2009年10月22日木曜日

バレたか

会議の4日目です。
今日はウチの学生2人が発表しました。それなりに的を得た質問が来て,セッションの後で強い関心を示してくれた研究者もいたので,まずまず成功でしょうか??プレゼンの英語の質と質疑応答の対応はまだまだ練習が必要でしたが (^^;
さて,昼の空き時間に,メルボルン大学のUdayaさんと来年僕が彼の研究室に1年間行く件について相談をしました。おもにビザ取得と住まいについて。まぁ,住むところについては,何とかなると思っていたのですが,事前にオーストラリア大使館からダウンロードしたビザ申請書を見てびっくりしました。26ページに及ぶPDFファイルだった!! まぁ,そのうち十数ページは説明書きだったけれど,半分以上は書かなければいけないところ。何書かせんねん!!っつう感じだったんですが,彼に聞いたら,彼のところに僕がメールを1本書けば,それを大学の人事担当回して,そこで全部やってくれると。しばらく待てば,大学の事務部から連絡が行くので,それに従っていればよい,ということでした。だから,そのPDFファイルには手をつけずに,日本側では一切処理するな,と。あーー,聞いといてよかった。真面目にやるところだったよ。まぁ,結果としてどうなるのかわからないけれど,あちらに任せておけばすべて丸く収まりそうです。
で,そのときにUdayaさんからオーストラリアのワインを1本もらった。今回の招待講演といろいろな世話をしたお礼と言うことだったんだけど,なんでボクが酒呑みだってわかったんだろう???おっかしいなぁ…まぁ,持って帰っておいしくいただこうと思います。ちょっと山形経由で持ち歩くには重いけれど...実は,今日お土産に明太子を買って,昨日,ケイズ・ブルーイングで買った地ビールと一緒にクール便で送ったんですが,このワインも同梱しようと思ったら入りませんでした。あきらめて持ち歩こう。

2009年10月21日水曜日

野菜もいいけど内臓もね

えっと,ボヤきます。国際会議IWSDA'09の3日目です。
国際会議をやっていて大変なことに食事の問題があります。今回は,会期中の昼食と4日目夜に開催されるBanquetの費用をすべて会議の予算で賄っています。ただ,中には宗教またはその他の理由で肉,魚などを一切食べられないという人がいます。招待講演者のUdayaさんもその一人だったりします。まぁ,そのこと自体は何の問題はない。
問題は,そういう要求に応えられるかどうか,なんですが,福岡っちゅう街はそういうのへの対応がしづらい街だってことが明らかになりました。まず,精進料理の店が少ない。検索したところ,2件しかなかった。かつ,仕出しで精進料理の弁当を作ってくれるところはそのうちの1件。仕方がないので,ベジタリアン用の昼食として精進弁当を5個注文しました。5個注文すると配達してくれると聞いていたのに,今日は店が定休日なので取りに来いという。なんやねん! しかも,ふたを開けてみたら精進料理ではなく,通常の懐石料理の弁当になっている。我々も困ったが,ベジタリアンの人たちはもっと困ったに違いない。ふたを開けたら,魚やら肉やらのオンパレードだった。福岡の人は基本的に野菜食じゃないのかなぁ?電話でクレームをつけたら,総料理長とかいう人が来て,返金してくれはしたが,そのお金をそっくり返して,明日は必ず精進料理を持ってきてくれ,とオーダーしました。
…しかし,なんで僕がこんな仕事してんの? Program Chair ってメシのクレームも担当すんのか??
まぁ,そういう瑣末な問題はあるわけですが,会議自体はすこぶる順調に進んでいます。参加者も事前に連絡があった2名以外は全員出席,発表のキャンセルもほとんどない見込みです。これまで,このIWSDAではいわゆる No Show(レジストレーションはするが,会議を欠席して発表しない)の論文数が結構あって,セッションのスケジュール調整に苦労したことがありました。他の国際会議でも同様のことが多いらしく,いろいろなところで同じ問題が起こっていると聞きます。ところが今回に関してはそれがなかったので,本当に良かったと思っています。これはProgram Chairとしてはほんっとうにうれしい。
今日は,午後,明日発表する2名の学生の発表練習をして,それからこの2人と一緒にもつ鍋を食べに行きました。我々はベジタリアンじゃないからね。やっぱり,野菜もいいけど,内臓もね。やっぱ福岡は野菜より肉食かもなぁ。

2009年10月19日月曜日

いよいよです

 今日から5日間,国際会議IWSDA'09が行なわれます。昨日まで木更津にいましたが,昨夜は羽田に1泊して,今朝の便で福岡入りしました。10泊11日に及ぶ長期国内出張の4日目です。
今日は昼から会場の設定を行ない,公式行事としてはレジストレーション,ウェルカムティーブレークとウェルカムディナーのみ,本格的な会議は明日からになります。それでも,招待講演者のUdaya Parampalli先生,Tor Helleseth先生,General Chairの末広直樹先生,来年のISITA2010実行委員長のChi-Chao Chao先生をはじめ,この分野の多くの関係者の方々と久しぶりの再会を果たしました。
今回,僕はProgram Chair運営側に専念して,発表は学生に2件してもらうだけですが,学生の発表練習が十分できていないので,ちょっと不安…まぁ,発表は木曜だから明日以降,適当なところで準備しようと思っています。
参加者60数名,発表件数45件,4日間シングルセッションで行なう,まぁ,こじんまりとした会議ですが,内容の濃い有意義な会議になること,また,参加したみなさんがこの会議と公式行事,そして福岡の街を心から楽しんでくれることを祈るばかりです。

2009年10月18日日曜日

快挙

 今日は高専プロコン最終日でした。ウチの学校のチームは競技部門と課題部門に出場していましたが,課題部門で最優秀賞を受賞しました!最優秀賞を取ると自動的に文部科学大臣賞,情報処理学会若手奨励賞,NAPROCK 国際プロコンGrand Prizeという賞が同時についてくるのですが,文部科学大臣賞は7年前に競技部門で優勝して以来の快挙です。しかも,今年の学生たちは7年前に優勝した卒業生が課外授業で教えてきた学生たちだったので,脈々と経験値が継承されてきたという意味では有意義だったと思います。7年はちょっとかかり過ぎた感もあるけれど。まぁ,僕が何かできたわけではないから,偉そうなことは言うまい (^^;
しかし,最優秀はちょっとびっくりしたなぁ。ネタが,テレビ番組の画面に,その番組に関する2ちゃんの書き込みをリアルタイムにテロップで挿入して,ニコ動の投稿画像みたいな感じにするというもので…ある層には理解されるだろうけれど,審査員受けするかどうかというと…受賞の原因はよくわからないけれど,推測するに,作成したソフトのターゲットとコンセプトが明確だったこと,そしてそのコンセプトで謳った内容がほぼ実現されていたこと,これが大きかったんだと思いますね。いくらアイディアが優れていても完成度が低くて実現されていなければ意味がない,というのが審査委員団の中には根強くあったので。そういう意味で,評価が高かったのかもしれません。
しかも,今日,デモンストレーション審査の時,受信していた番組に「横須賀線で人身事故」というニュース速報が出たと思ったら,テロップで,「事故は保土ヶ谷駅」みたいな書き込みが挿入されてた…まぁ,本当にリアルタイムでやってたことが証明された瞬間だったなぁ。しかし,2ちゃんの瞬発力ってすごいな。
というわけで,今回は指導教員ではなかったけれど,関係者として美味い酒を呑みましたとさ。

2009年10月17日土曜日

どうして?

とっ,トノバンが自殺した…ケータイを何気なく開いたら,「加藤和彦さん自殺」のニュースが!月並みなタイトルで申し訳ないけど,やはりどうしてって感じがしますね。だって,年齢的なこと考えたってさぁ,何が引き金になったんだろう?
今年は悲しい出来事がいろいろあるけれど,自殺ってのはやっぱりやりきれないね。病気ってのは,本人にもどうしようもないところもあるけれど,やっぱり「自ら」ってのは,能動的な行為を伴う分,周囲に対するメッセージを含んでいるような気がしてやりきれません。もちろん,自殺の場合にも,精神的に自分でもコントロールできないダウンスパイラルに陥ってしまうのかも知れないけれどね。
フォークルもミカバンドも大好きだったし,和幸でも坂崎幸之助といい味出してたし…どこか飄々としたイメージがあっただけに,にわかに信じられない感じがします。高みを目指すあまり理想と現実の乖離に苦しんだということなんだろうか??
ともあれ,ご冥福をお祈りいたします。もう新しい音を聴くことはできないのですね。

ウォーミングアップ

今,海外参加チームのプレゼンテーションが終わりました。参加者と英語で話せたので,来週からの国際会議に備えたいいウォーミングアップになりました。
通常,国際会議に行ったり,海外に行ったりすると,初日は英語のウォーミングアップができずにグダグダになります。2日目以降は結構調子が出てきて,それなりにスムーズに話ができるようになる。やっぱり外国語なんですねぇ。脳ミソが英語モードに切り替わるのに時間がかかるんだな。これは昔っからだから,トシのせいではないはずだ (^^;
この2日間で,まだ話す機会があるだろうから,福岡に備えて脳ミソを温めようと思います。

船乗り生活開始

 昨日から木更津に来ています。10泊11日の船乗り生活が始まりました。昨日は全国高専プロコンの実行委員会でした。今朝は7時にホテルを出て会場のかずさアカデミアホールに入りました。写真は今朝のホール入口の様子です。僕は海外担当で主に海外からの参加チームのサポートを行います。それ以外はなんでも屋 :-P
そうそう,海外担当では,Sphere Tokyoコロキウムでも講演していただくなどお世話になった木更津高専の瀬川先生にもお会いしました。ひょんなところで関わりがあるもんですな。
全国高専プロコンは競技,課題,自由の3部門があり,今日は課題と自由のプレゼンテーション審査,競技の予行演習と1回戦が行われます。海外チームは,中国,台湾,ベトナム,モンゴルからの参加で,課題部門に4チーム,競技部門に2チームが出場します。ちなみに,ウチのガッコ(東京高専)も課題と競技にエントリーしています。こっちの方も気になるところです。
プロコン競技部門の様子は公式ホームページ上でリアルタイム中継されています。ディスプレイで結果をみると結構楽しいので,是非ご覧ください。

2009年10月15日木曜日

旅立ち前夜

えー,お久しぶりです。今週の頭は連休だったことと,明日から出張なので,今週は3日しか学校に出てこない。それで,やることが山ほどあるし,会議やら行事やらが詰まっていて,ほとんど分単位のスケジュールで朝から晩まで,という生活でした。その間に母校は負けるし…ま,21世紀枠での復活を期待するか(甘いか?)
今日も,本当なら早めに帰って荷造りしようと思っていたのに,結局この時間。あり得ねぇ。久々にボヤき炸裂です。
さて,明日から船乗り生活です。まずは木更津。9:35に東京駅八重洲口を出る高速バスで会場のかずさアカデミアホールへ向かいます。変な話だけれど,この出張中にたまっている仕事をクリアして,体力を回復しなければ…内職する気満々だな。いや,でも本当に学校を離れた方が仕事できるんだよね。学校にいると割り込みが多くて…サボっているわけじゃないんだけどなぁ。

2009年10月10日土曜日

あと一つ

僕の母校が甲子園まであと一つです。
北海道高校野球秋季大会,準決勝で駒大苫小牧に6-3で勝ちました。夏の甲子園は2000年に61年ぶり(!)出場というのを果たしたわけだけれど,春はないので,決勝に勝てば初出場ということになります。
明日北照高校と決勝戦です。今日の勢いを明日までつなげるか,要注目です。
在京のOBのみなさんも念を送りましょう。

2009年10月9日金曜日

インフル

わがクラスでインフルエンザが発生しました。火曜日に1人,今日3人,合計4人がり患したため,来週の火曜日まで学級閉鎖となることが決まりました。学生諸君は体調管理に努めるように!
いやぁ,これ以上拡大しないことを祈るのみです。僕も個人的には来週末から長期の出張に出るので,気をつけなければ。移動が多いから体力的にもハードだし,いろんな土地に行くので,どこでもらうかわからないですからね。今日も保健所の人がおっしゃってましたが,やはり基本はうがい手洗いですよ。
しかし,自分の体調管理もそうだが,19日からの国際会議では,参加者にも体調管理を呼び掛けないとなあ。参加者に患者が出たりすると,会議の中止とか考えなくちゃいけないかなぁ?ちょっとこれは緊急課題ですね。関係者と話し合わなければ。
というわけで,今日は一日,インフル対策で右往左往していました。また仕事を蓄積してしまったよ,っていうか,今日は不可抗力だけど。

2009年10月7日水曜日

訓練

ウチのガッコは明日避難訓練です。明日,管理棟の電気室から火が出ることになっています。いやぁ,しかし,それだけではないよ。台風が来るよ。火が出る前に暴風雨警報で学生は全員下校なんてことになりかねない。避難訓練なんかやっている場合じゃないかもしれないスね。
「全学生に告ぐ。全学生に告ぐ。現在台風18号が関東地方を直撃した模様。
全員速やかに帰宅するように。これは訓練ではない。
繰り返す。これは訓練ではない!」
なんて放送が流れるのかな?? こんな言い回しはしないか :-P
まぁ,どうスかね。大体オカに上がると台風は弱るから(河童かよ),関東に来るころには相当弱っていたりすることも考えられるよね。脅すだけ脅しといて,「熱帯低気圧に変わりましたあぁ」なんてオチもないとは言えない。もちろん,明日にならないとわからないので,何とも言えませんが。学生諸君,要注意ですよ。訓練と現実を見誤らないように(そこかよ)。

2009年10月6日火曜日

天才

昨日の夜,NHK-BS2で「東京JAZZ2009 vol.1」の再放送を見ました。放送しているのを知らなくて,先週,たまたまテレビをつけて vol.2 を見た。vol.2 では上原ひろみのぶっとんだ演奏を見て,他の日も見なくちゃなぁ,と思っていました。vol.1は見逃したんですが,再放送があるっていうので,昨夜見たというわけ。いやぁ,これを見逃したらかなり後悔するところだった。上原ひろみ×矢野顕子,神保彰×リー・リトナー,ジョンスコ,ジョージ・クリントンにスカパラですよぉ。いやぁ,よかった。
いやぁ,しかしやっぱり上原ひろみだ。今回は矢野顕子とのセッションだったが,強烈な2つの個性が真っ向からぶつかる瞬間を目撃した,っていう感じですね。正確には録画だし,さらには再放送だから,その瞬間は見てないわけだけどさ。一つ一つの音が立っているっていうか,踊っている。技術に裏づけされたカッコよさがあるよね。弾いているときの表情もいいよなぁ。この人は,なんていうか,天才特有の「ポワーン感」を持ってますよね。何かうまく表現できないけれど,天然とは一味違う「ポワーン感」。浮遊感と鋭さが共存するような感じのさ。.....「ポワーン感」ってポアンカレに似てるな....どうでもいいか。
神保彰バンド(+リー・リトナー)もよかった。僕が高校生の頃はフュージョン全盛だったから,この手の音楽を浴びるように聴いていた時期もありましたね。というわけで,どの演奏も非常に堪能しました。高画質で録画しとけばよかったなぁ.....もっかい再放送しないかなぁ??
夜遅かったが,何か元気をもらいましたね。さて,今日の午後は僕も授業だ。

2009年10月4日日曜日

ナニ・デ・ナニ?

 今日は,人に会うために,家族連れで川崎駅前のラゾーナに来ました。ラゾーナって,元東芝の工場だったとこだよね。学生のとき,見学に来た記憶があるよなぁ。5年くらい川崎市民だったから,その頃は川崎もたまに来たけれど,すっかり浦島太郎状態ですな。
さて,人というのは,10年くらい前,ヨメの両親がJICAのシニアボランティアでアルゼンチンに住んでいたときからの知り合いの日系の方。天気もよかったので,子供用の遊び場の脇で昼を食べたりして,よい休日でした。で,そこで,アルゼンチンの料理をごちそうになりました。とうもろこし(道民的には「トウキビ」だな。以下,トウキビ)とチーズを使って焼いたもので,見た目はカンペキに厚焼きたまご。しかし,味は....コーンポタージュでした。旨いねえ,これ。当時,アルゼンチンに遊びに行ったけれど,これは食べなかったなぁ。家庭料理なんですかね。アルゼンチンで食ったものと言えば,大量の肉しか記憶に残っていない(アサードっつったか)。かなりの迫力で,帰国してしばらく肉見たくなかったもんなぁ。
さて,その厚焼きトウキビ(?)ですが,名前をナントカ・デ・ナントカという.....ぜんぜんわからんがな。ちょっと1回では覚えられなかったので,「それで,ナニ・デ・ナニだっけ?」って聞いちゃったよ。正解は,「トルタ・デ・チョクロ」。トルタは焼いたもの,チョクロがトウキビ。トルタはわかるとして,チョクロが覚えらんないんだよな。チョコロだっけ?チョクレだっけ?ってさ.....ちょっくろ覚えづらいわけ.....あーやっちゃった。
で,あまりに美味くて,キレイに食べちゃったもんで,写真はなし。失礼!代わりに,ラゾーナの駐車場で見つけた最新のエコカーを。こんなん本当に走ってたら,見ちゃって事故るよなぁ。「ナンだ今の!?」なんつってさぁ。

2009年10月1日木曜日

ニュース

今日は,重要なお知らせがあります。
えー,私,来年の4月1日から1年間,オーストラリアのメルボルン大学(University of Melbourne)に在外研究員として赴くことになりました。今日,国立高専機構から申請採択の連絡が届きました。向こうでは1年間,代数系に基づく符号系列生成とその応用に関する研究を行うことになります。
来年度1年間は,授業とか学生指導はほとんどできないことになります。今教えている専攻科生とか,来年入学する専攻科生は,何とかあちらから遠隔操作で指導することになると思うのでご心配なく。授業などでは学科の先生方にもいろいろ迷惑をかけることになりますが.....まぁ自分としては行けてよかった。
メルボルンでは,系列生成の専門家である Udaya Parampalli 先生のところにお世話になります。彼は今月福岡で行われるIWSDA'09で招待講演をしていただくことになっているので,そこでもいろいろと詳しい打合せができそうです。
まぁ,ひとつ懸案はと言えば,単身赴任になることかなぁ。まぁ,仕方ないよなぁ,ヨメさんも仕事があるし,上の子は来年から小学校だしなぁ。でも,僕にとっても多分またとないチャンスだったし,これを逃すと一生チャンスはなさそうな気もしたからなぁ......というわけで,来年からは海の向こうからお伝えすることになります。まだ半年あるけどね。